私たちの故郷・静岡県焼津市。ここは大井川流域にある志太平野の南部に位置し、東に駿河湾、北には南アルプスへと続く山々や世界文化遺産・富士山を仰ぎ見ることができます。そんな豊かな自然環境と恵まれた地下水源を持つこの地で、（株）丸一食品は、とことん品質にこだわったもやしの栽培・生産を行っています。

丸一のもやしは、長く、太く、なめらかな白さが特徴です。火を通してもシャキシャキとした食感が損なわれず、日持ちが良いという点で静岡県内を中心に、広く、多くのお客様に喜ばれています。昭和38年（1963年）の創業から積み重ねてきた“もやしのプロ”としての知識と技術、そして、社員やパートさんたちの愛情が、もやし一本一本に丁寧かつ濃厚に注入されているのです。

また、平成24年（2012年）には最新設備を導入した新工場が完成し、原料種子の保管からもやしの育成、品質チェック、包装までの工程を、無駄なく厳格に管理できるシステムが整えられました。これにより、高品質のもやしを安定的に供給できるだけでなく、「原料種子の腐敗ゼロ」「もやし一本たりとも廃棄ゼロ」といった環境負荷に配慮した生産体制の実現を目指しています。さらに近年では、本社社屋への太陽光パネル設置、バイオマス包装フィルムの採用なども積極的に進めております。

私たちが大切にしているのは「生産者であり消費者であること」という意識です。地域を支える企業であるとともに、地域に支えられ、地域のつながりの一端を担っているという意識を、つねに念頭に置いております。その上で、地球環境保全活動や持続可能な開発目標（SDGs）達成に向けた各種取り組みに対しても、責任を持って強化してまいります。

ご愛顧いただいているお客様のために、日々作業に尽力する社員やパートさんのために、そして何より、全国のみなさまの食卓に、丸一のもやしのおいしさをお届けするために。これからも、私たち（株）丸一食品は、安心・安全・高品質のもやしの安定供給に全力で取り組んでまいります。


代表取締役　中尾　公明